竜巻・突風の被害による損害でも車両保険を使えるか | 自動車保険

竜巻や突風の被害でも車両保険を使えるか

最近、日本でも竜巻がたびたび発生しており、家屋だけでなく自動車にも大きな被害が生じています。竜巻による損害は車両保険で補償されるのでしょうか。また、突風によって飛ばされた物が車に当たり損傷を受けた場合も補償の対象となるのでしょうか。

竜巻や突風による車両損害も車両保険で補償されます

 

  • 竜巻で車が吹き飛ばされた。
  • 竜巻や突風で飛ばされた物が車にぶつかった。

こういった竜巻・突風(強風)の被害で、車が損害を被った場合にも、
その修理代等を車両保険から出してもらえるのです。<注>

 

以前は、竜巻といえばアメリカでの大きな被害が印象的で、個人的には日本ではあまり発生しないというイメージがありました。しかし、最近では日本でも竜巻の発生が増えており、過去の認識はもはや通用しません。

 

でも、それはあくまでも過去のこと。
ご存知のとおり、最近は日本での発生も増えています。

 

気象庁のHPによると、2007年から2017年までの10年間で、1年あたりの竜巻発生確認数は平均23件(海上竜巻は除く)となっています。各地で大きな被害を与えた竜巻も多く、もはや他人事ではない状況です。

 

竜巻被害の一覧(Wikipedia)

 

<注>
一部の保険会社では、車対車の事故による損害のみを補償する車両保険を販売していますが、その場合は補償対象外となることがあります(このような保険に加入している人は少ないと思われます)。

 

※2012年5月の茨城県での竜巻被害
2012年5月の竜巻被害写真
陸上自衛隊HPより引用>

 

車両保険を使うと等級は?

竜巻による損害で車両保険を使った場合、翌年度の等級は1つ下がります。また、「事故あり係数適用期間」は1年加算されます。

 

竜巻以外の自然災害による損害も車両保険が使える

地震噴火津波」は除きますが、竜巻以外にも、雹(ヒョウ)洪水台風といった自然災害による車両損害にも車両保険は使えます。

 

車両保険の付帯を検討するときに、車をぶつけてしまったときのことを主に考える人が多いようですが、こういった天災のリスクも考慮したほうが良いでしょう。。

 

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公開日:2018年9月4日

最終更新日:2024年11月6日

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