2020年4月に民法改正、自動車保険への影響は

損害保険各社からもニュースリリースされていますが、民法の一部が改正され、2020年4月1日から施工となります。

今回、改正される債権関係の規定(契約等)は、明治29年(1896年)に制定されたままでしたが、100年以上たった今、ようやく大きな改正がされることになりました。

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JAFのロードサービスを不正利用したとして中古車販売業者らを提訴

JAFのレッカー車
先日(2018年6月7日)、JAFの不正利用に関するこんなニュースが出ていました。

事故車や故障車を移動させるJAF(日本自動車連盟)の無料ロードサービスを不正利用し、商品の中古車運搬を繰り返したとして、JAFが大阪府内の中古車販売業者らに計約5100万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。 引用元:YOMIURI ONLINE

提訴されたのは、中古車販売業を営む経営者や従業員5名と販売会社。

5人の被告のうち1人は2012年以降の5年間に816回、一番少ない被告でも145回も出動要請。搬送経路は主に修理工場からディーラーやオークション会場などへの行き来がほとんどで、いずれもJAF会員に入っていれば無料となる15km以内の搬送だったそうです。

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修理工場が関わる自動車保険金の不正請求・詐欺が多い

修理工場

生命保険に比べて、金額は小さいものの発覚リスクが低いため、自動車保険の保険金詐欺はひじょうに多く起こっていると言われています。

  • 自分の車を隠し、盗まれたと申告して車両保険を使う。
  • 自動車事故で怪我を負ったふりをして、治療費や休業損害の補償を受ける。
  • 事故により車体が損傷。ついでに以前自分でぶつけた箇所も今回の事故によるものだと申告し、その部分の修理代も受け取る。

この他にも、いろいろな方法による自動車保険詐欺が発生しており、個人で行われるものもあれば、組織的なものまであって、これまでに数千億円の損害が出ていると考えられています。

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高齢運転者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる事故多発

高齢者による事故

6日午後5時20分ごろ、東京都大田区大森北1の立体駐車場から出てきた乗用車が歩道にいた通行人をはね、道路向かい側の路線バスの駐車場に突っ込んだ。この事故で、1歳の男児が右太ももを骨折し、母親(35)も腰を打つなどしていずれも重傷。警視庁大森署は、車を運転していた都内の無職男性(79)から自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で事情を聴いている。

同署によると、車は駐車場のゲートを突き破って飛び出しており、男性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と説明しているという。 引用元:毎日新聞

またしても、高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違えによる人身事故が発生したようです。

今回の運転者は79歳の老人。これくらいの年齢でもすごく元気な人もいるので一概には言えないのですが、やはり高齢者の運転は怖いですね。

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軽自動車も型式別料率クラス適用へ

軽自動車

数日前にこんなニュース出てました。

損害保険各社は自動車保険の保険料に車種ごとの事故率を反映させる仕組みを軽自動車にも導入する方針だ。軽の保険料率は現在は車種に関係なく決まるが、新たな料率は最大で2倍程度の差をつける。自動ブレーキの搭載車の保険料を10%前後安くする制度も乗用車を含めて導入する。
損保各社でつくる損害保険料率算出機構と日本自動車工業会が詰めの協議をしており、月内に合意する見通し。2018年をめどに導入する。日本経済新聞

このニュースを見ても意味がよくわからない人も多いかもしれませんが、要するに2018年を目処に、軽自動車も型式ごとに保険料を変える仕組みにしますよということです。

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北海道のエゾシカとの衝突事故。2ヶ月で745件の車両保険支払い

エゾシカ

損保協会北海道支部(三輪隆司委員長=損保ジャパン日本興亜)は、2014年10、11月に道内で発生したエゾシカとの衝突事故による車両保険の保険金支払額の調査結果を取りまとめた。それによると、2か月間で発生した支払件数と金額は、745件、3億5641万円となり、前年度と比べて2倍以上に増加したことが分かった。

引用元:保険毎日新聞

鹿との衝突事故、こんなに多いとは知りませんでした。季節によっても件数は大きく変わるとは思いますが、たった2ヶ月で745件ってことは、1日平均10件以上も起きているってこと。

しかも、これって車両保険が支払われている件数です。車両保険を付帯していない人もいますし、付帯していてもエコノミー型では補償されません。よって、実際はこの数字よりもかなり多くの事故が起こっているということですね。

1事故あたりの平均保険金支払額は47万8千円。大きな動物との衝突ですから、車の損害も大きくなることも多いようです。

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センターラインオーバーのもらい事故なのに賠償責任判決

本サイトのほうのアクセス数がいつもの4倍ほどになっていたので、何が起こったのかと思ったら、このページへのアクセスが急増してました。

※自動車同士の事故で過失割合100:0となる3つのケース
http://www.自動車保険見積もり比較.jpn.com/jikokankei/kashitsu100.html

どうやら訳の分からない判決が出たとのことで、どこかのまとめサイトでこのページが紹介されて、訪問者が一時的に増えたようです。

で、その訳の分からない判決というニュースがこれ。

車同士が衝突し、センターラインをはみ出した側の助手席の男性が死亡した事故について、直進してきた対向車側にも責任があるとして、遺族が対向車側を相手に損害賠償を求めた 訴訟の判決言い渡しが13日、福井地裁であった。原島麻由裁判官は「対向車側に過失がないともあるとも認められない」とした上で、 無過失が証明されなければ賠償責任があると定める自動車損害賠償保障法(自賠法)に基づき「賠償する義務を負う」と認定。対向車側に4000万円余りの損害賠償を命じた。  引用元:福井新聞

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自転車死亡事故で高額賠償判決 | 2010年東京都大田区の事故

自転車事故

ヤフーニュースを見ていたら、こんなニュースがありました。自転車による死亡事故で高額賠償判決が出たというものです。

自動車保険は加入している人がほとんどなのですが、自転車による事故に備えて保険に加入している人はまだまだ少ないようです。

日頃、自転車を利用している人にとって、このニュースは決して他人事ではありません。自転車保険の必要性を考えさせられます。

東京都大田区の交差点で2010年、女性=当時(75)=を自転車ではね死亡させたとして、遺族が自転車を運転していた男性に約1億600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。三木素子裁判長は男性の過失を認め、約4700万円の支払いを命じた。
三木裁判長は「男性が脇見をして赤信号を見逃したため、事故が発生した。女性には何の落ち度もなかった」と認定した。
判決などによると、男性は10年1月10日昼ごろ、赤信号にもかかわらず大田区中央の交差点にスポーツ用自転車で進入し、横断歩道を歩いていた女性をはねた。女性は病院に運ばれ外傷性くも膜下出血などと診断され、同15日に死亡した。(時事通信

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損保協会:保険金不正請求の情報をデータベース化

<損保協会:不正請求の情報をDB化 支払い審査厳格化狙い>日本損害保険協会は、自動車事故などを装い保険会社から保険金を引き出す不正請求の対策を強化する。協会が蓄積してきた不正情報をデータベース化し、各社の支払い審査の厳格化につなげるほか、将来的には保険金支払い情報をすべて協会に集約し、各社が利用できるシステムを構築したい考えだ。 <毎日新聞

先日、こんなニュースが出ていましたね。

自動車保険の不正請求ってかなり多いんです。車を隠して盗まれたと嘘をついて車両保険を使ったり、事故により凹んだボディーを直す時に、ついでにその事故と関係ないときにつけた傷を直して、それも合わせて保険金請求したり。。(悪質な修理工場がこれを提案することもあるようです)

関連記事:修理工場が関わる自動車保険金の不正請求・詐欺が多い

まあとにかくいろいろな保険金詐欺が存在します。

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