人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いは?両方つけたほうがいい?

人身傷害保険と搭乗者傷害保険は両方つけたほうがいいの?

人身傷害保険と搭乗者傷害保険って、両方自分の車に乗っていた人が事故でケガや死亡してしまった場合の保険ですよね。この2つの保険って両方つけておいたほうがいいのですか。またこの2つの保険の違いって主にどんな部分なんでしょうか。

医者と救急車

まず、人身傷害と搭乗者傷害の補償内容とその違いについて説明したいと思います。

 

この人身傷害と搭乗者傷害、補償されるのは、契約車両に乗っている人(友人知人などの他人も含みます)が死傷した場合という面では同じ。

 

でも、支払われる保険金の算出方法が大きく異なります。

 

人身傷害保険

実際の損害額が支払われる「実損払い」です。

 

この実損額のなかには、治療費や入院費などの費用はもちろん、
ケガで仕事ができなくなってしまったことに対しての
休業損害、精神的損害に関しても支払われます。

 

搭乗者傷害保険

こちらの支払方法は「定額払い」です。

 

保険会社によって入院日数に応じて支払われる「入院日数払い」と、
治療日数が5日以上であれば、ケガの部位と症状に応じて金額が決まる
「部位・症状別払い」という支払方法に分かれます。
最近は「部位・症状別払い」の保険会社が増えているようです。

 

どちらかといえば、休業損害や精神的損害の部分でも保険金が支払われ、
実際の損害額が支払われる「人身傷害保険」のほうが安心できる補償と言えるでしょう。

 

上記を踏まえて、ニーズにより下記のとおり選択することをおすすめします。

 

※できるだけ補償を厚くしたい
人身傷害と搭乗者傷害の両方をつけたほうがいいでしょう。
この2つの補償は、重ねて両方から保険金を受け取ることができます。

 

※自分方への補償は最低限でいい
搭乗者傷害のみでいいでしょう。

 

※どちらでもないという方
人身傷害保険のみがいいでしょう。
実損払いですのでこれだけでも十分な補償かと思います。

 

 

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最終更新日:2017年10月19日