自動車保険を解約したら等級は無駄になるのか
解約する理由が下記のいずれかであれば、中断証明書を発行してもらうことができますので、次にまた自動車保険に加入するときに等級を引き継ぐことができます。
- 車を廃車・譲渡または貸主に返還。
- 車が車検切れ。もしくは16条抹消する。
- 車が車両入替手続により、他の保険契約の対象となる。
- 車が盗難されてしまった。
- 車が災害で失われてしまった。
- 長期の海外渡航をすることになった
解約する理由がこれらでない場合、中断証明書は発行されません。
例えば、保険料を払うことができないので解約してしまうとか、車は所有し続けるが(抹消登録はせず)、しばらく運転しないというような理由で解約の場合、残念ながら次に自動車保険の加入するときに、今の等級を引き継ぐことはできないのです。
ただし、あまりないかもしれませんが、次の契約の開始日が、解約日から7日以内となる場合は今の等級を引き継げますし、解約日から13ヶ月以内の場合は、新規よりも少しだけ有利な等級で始めることはできます。
また、もし自分が運転することがなくなるだけで、その車を親族が運転するようになる場合、その親族が同居していれば、保険の名義変更をして、今の等級を引き継ぐことができる可能性が高いので、契約している保険会社に相談してみるといいでしょう。
ちなみに、解約して等級が無駄になってしまうパターンで多いのが、今まで自分が運転していた車を、所有者を変えずに別居の親族が運転することになったからということで解約するパターン。
自分が新たに車を取得するのであれば、その新しい車に車両入替することで等級継承できますが、新しい車がないのであれば等級は無駄になってしまうのです。所有者名義を変更すれば、中断証明書を発行できるんですけどね。
なお、このパターンは、車検証上の所有者を変更しないだけで、実質は別居親族への譲渡になるのであれば、中断証明書を発行してくれるところあるようです。このようなときには保険会社に相談してみるといいでしょう。
関連記事:中断証明書の発行・適用について
関連ページ
最終更新日:2017年10月19日