ロードサービスが多く利用される車のトラブル
さまざまな車のトラブルに対応してもらえるロードサービスですが、
その中でも特に多いトラブルをこのページでは紹介しようと思います。
バッテリー上がり
だいたい、ロードサービスを利用する人の3分の1くらいが、「バッテリー上がりでエンジンがかからない」というトラブルですね。
バッテリー上がりとは、エンジンを切った状態で、室内灯、エアコン、ハザードランプ等をつけたままにしてしまうことで、バッテリー内の電力が消費され、エンジン始動のために必要な電力が足りなくなり、エンジンがかけられなくなる症状。
エンジンをかけていれば、常に充電をしている状態になりますので大丈夫なのですが、
切っていると充電がされませんので、使っただけバッテリー内の電力が減ってしまうんです。
バッテリーが新しく元気な状態であれば、
少しくらいエンジンを切って電気を使用しても大丈夫なのですが、
弱っている場合は、数分間電気をつけたままエンジンを切っただけでも、
バッテリー上がりを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
関連記事:しばらくエンジンをかけないだけでバッテリー上がりになる
ジャンピングでエンジンを始動させる
バッテリー上がりの対応策は「ジャンピング」という作業になります。
他車のバッテリーやポータブルバッテリーと自車のバッテリーをケーブルで繋ぐことで、
電力を借りて、エンジンを始動させるというものです。
車にケーブルを積んでおいて、バッテリー上がりをおこしてもロードサービスを利用せずに
他の車を借りて、自力でジャンピング作業を行い復旧させる人もいます。
でも、このジャンピングはやり方を間違えると、大きな事故に繋がる可能性もありますので、
やり方がよくわからない人は、自力でやらないほうが良いでしょう。
関連記事:元旦の早朝にバッテリー上がり発覚・・・当サイト管理人の体験談
タイヤのパンク
バッテリー上がりについで多いのがタイヤのパンクですね。
高速道路上に限ると一番多いトラブルとなります。
ロードサービスを利用することで、
車にスペアタイヤが積んであれば、スペアタイヤへの交換作業をしてくれますし、
スペアタイヤを積んでいなかったり、2本以上のパンクのときには、
修理工場やタイヤ屋まで搬送してもらうことができます。
タイヤの修理を希望する人も多いのですが、
すべてのロードサービス業者がタイヤ修理ができるわけではないですし、
パンクといっても修理ができない場合もありますので、
基本的にロードサービスは上記の対応となるところが多いようです。
最近の車って、室内やトランクのスペースを広くするために、スペアタイヤを積んでおらず、替わりにパンクの応急修理キットが積まれているものが多くなっています。
そのため、以前はロードサービスのパンク対応といえば、ほとんどがスペア交換でしたが、
最近は搬送となるケースがかなり多くなっています。
ちなみに下の動画はパンクの応急修理キットの使い方です。
スペアタイヤを積んでいない車に乗っている方は見ておくといいですよ。
インロック
インロック、つまりは鍵の閉じ込めですね。
鍵を車内に置いたまま、外に出てドアをロックさせてしまうことで、
これでロードサービスを使う人もかなり多いです。
基本的にロードサービスを利用することで、無料で開錠作業を行ってもらえますが、
高級車や外車の場合は、セキュリティーがしっかりしている分、開錠作業が難しく、
業者によっては対応できなかったりすることもありますし、長時間かかる場合や、
その場でキーを作成する必要が出て、費用が発生してしまう場合も考えられます。
また、インロックではなく、鍵を紛失してしまうというトラブルも考えられますが、
ほとんどの保険会社で無料対応の対象外となっています。
インロックと違って、基本的に鍵を開けるだけじゃ済みませんので、
有料で鍵の業者を手配してもらい鍵の作成をしてもらうか、
搬送するかという対応になりますね。
脱輪・乗り上げ
側溝などに脱輪してしまったり、縁石に乗り上げてしまって、
車を動かせなくなり、ロードサービスを利用する人もかなり多いですね。
ただ、タイヤ1本の場合だけ無料というロードサービスも多いので注意が必要。
タイヤ2本以上が脱輪等している場合、クレーンを使うなどの特殊作業が必要となり、保険会社としては費用もそれなりにかかるため、そこまでは無料対応はできないというわけです。
ガス欠
ガス欠、つまり燃料切れでロードサービスを利用する人も意外に多いです。
特ににガソリンスタンドの数が少ない高速道路上でのガス欠が目立ちますね。
ロードサービスを利用すれば、燃料10リットルの補給を行ってくれますが、
どの保険会社でも1年に1回限りというような回数制限がありますし、
保険会社によっては、ガソリン代だけは有料というところもあります。
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最終更新日:2017年10月19日