タイヤのパンクでも車両保険を使えるか
車両保険では、火災や盗難以外でのタイヤ単独の損害は補償対象外です。
したがって、質問のケースでは、タイヤの修理や買い替え費用は自己負担となります。
もし道路にあった落下物を踏んでタイヤだけでなくフェンダーやバンパーなど他の部分も同時に損傷した場合は、タイヤも含めて車両保険の補償対象となります。あくまでも、タイヤのみの損害の場合に限り、補償されないということです。
ちなみに、走行中にパンクしてハンドルが取られて、ガードレールに接触してしまったような場合はどうなるでしょうか。この場合、車のボディーも当然損害を被るはずです。
ただ、これはパンクとボディーの損害は同時には起こっていません。ガードレールとの接触の際に、タイヤにも損害が及んでいれば別ですが、この場合、ボディーの損害は車両保険で補償されますが、パンクの補償はされません。
私もタイヤの単独損害が補償対象外とされる経緯について詳しくは知りませんが、タイヤは消耗が激しいため、経年劣化によるパンクなどを補償すると際限がないという理由で、補償対象外とされているようです。
また、もしこれを補償対象に含めた場合、タイヤの古さを理由に故意にパンクさせて「いたずらされた」と主張する人が出る可能性もあるため、そういった点も考慮されているのだと思います。
<参考>パンクしてしまった場合、自分でスペアタイヤに交換できれば問題ありませんが、交換が難しい場合や、車にスペアタイヤが積まれていない場合は、自動車保険のロードサービスを利用しましょう。<注>
ロードサービスでは、スペアタイヤへの交換などの応急対応を行ってくれます。応急対応が難しい場合は、最寄りの修理工場やカーショップまで車を搬送してくれます。
<注>保険会社や契約内容によっては、ロードサービスが付帯されていない場合もあるため、注意が必要です。
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最終更新日:2024年11月9日