タイヤ盗難　車両保険

タイヤ＆ホイールの盗難は車両保険の補償対象となります。「エコノミー型」「一般条件」、どちらでも大丈夫です。＜注1＞

走行中や駐車中にタイヤが自然にパンクするなど、タイヤのみの単独損害は車両保険の対象外です。

しかし、今回の質問のようにタイヤが盗難された場合は、車両保険の補償対象となります。車両保険の種類が「エコノミー型」「一般条件」のいずれの場合でも補償を受けられます。

「盗難」や「火災」による損害、または事故でタイヤと同時に他の車体部分が損傷した場合には、タイヤも補償の対象となるのです。

特にタイヤ盗難の場合、通常はホイールごと持ち去られるため、タイヤ単独の損害ではなく補償対象となっています。仮にあまりないと思いますが、タイヤだけが盗まれた場合でも、補償を受けることが可能です。

＜注1＞
一部の保険会社では契約時に盗難被害の補償を除くことができるので注意。

支払われる保険金は

支払われる保険金の額は、新しく購入したタイヤ・ホイールの購入費となります。ただし、純正品を購入するのであれば問題ないかと思いますが、純正品よりも高額な社外品を購入する場合には注意が必要です。

純正品よりも高額な社外品購入額相当の保険金が支払われるのは、あくまでも盗難されたタイヤ・ホイールが同程度もしくはそれ以上の金額の社外品だった場合です。

また、その社外品を装着していたことを証明する必要も出てきます。それができなければ、支払われる保険金は、純正品の額までとなる可能性があります。社外品を購入した場合は万が一に備えて、領収書や関係書類等は、しっかり保管しておくようにしましょう。

タイヤがないのでそのままでは搬送できない

タイヤを購入できる場所まで車をロードサービスで搬送してもらいたいと考える方もいるかもしれませんが、残念ながらタイヤがない状態では基本的に搬送は行われません。

もしそのまま搬送する場合は、クレーンで車を釣り上げて積載車に載せる方法がありますが、これでは車体が歪む可能性があります。

そのため、まずはディーラーなどでタイヤを借りるか、新たにタイヤを購入して装着してください。タイヤがない状態で放置されていたため、どこか歪んでいる可能性もあるので、ディーラーや修理工場で点検してもらうことをお勧めします。

どこが壊れているかわからない状況での自力走行は危険なため、ロードサービスを利用して搬送してもらうのが安全です。

なお、タイヤの装着作業から搬送までをロードサービスに依頼する場合、タイヤ装着には時間がかかるため、特殊作業料金が発生し、この部分が有料となる保険会社もあるでしょう。

この費用については、ロードサービスとは別に車両保険から支払われる可能性もありますので、保険会社の担当者に相談してみると良いでしょう。

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