アジャスターとは
アジャスターという言葉を聞きますが、どういう意味でしょうか。
アジャスターとは、自動車保険に関連する事故の調査を行う、日本損害保険協会に登録された資格保有者のことで、特殊車両を専門とする「特殊アジャスター」と特殊車両以外を扱う「技術アジャスター」に分かれます。
どちらも、事故の原因や損害車両の損害額の調査を行い、保険会社が妥当な保険金を支払う手助けをなる業務を行っており、虚偽の申告により不当に保険金請求してくる者もいるわけですが、アジャスターの損害調査により、
それを防ぐことも大きな役割の1つとなっています。
自動車の構造や機能はもちろんのこと、修理技術や法律、事故の原因を調査するために必要な機械工学分野などの幅広く高度な知識が必要となる職業です。
専属アジャスターと乗合アジャスター
アジャスターは、保険会社や共済に所属して働く「専属アジャスター」と、フリーランスとして、いろいろな保険会社からの依頼により働く「乗合アジャスター」がいます。
専属アジャスターは保険会社に所属して働いていますので、事故調査を行うとともに、過失割合の検討や示談交渉までもこなすことが多く、あくまでも保険金を支払う側の会社に所属という立場なのが特徴。
乗合アジャスターは第三者という立場で事故原因や損害額等の調査を行うため、
専属に比べると、公平な立場での調査が可能と言えるかもしれません。
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最終更新日:2017年10月19日