ゴールド免許割引とは
ゴールド免許割引とは、
保険開始日時点で記名被保険者の免許の色が「ゴールド」の場合に適用となるものです。
保険会社によって割引率は違いますが、数%の割引が適用されます。
※ゴールド免許は有効期限の部分が金色。その左下あたりに「優良」と記載されています。
免許の有効期間満了日前の5年間を無事故無違反で過ごせば、更新後ゴールド免許が交付されます。ゴールド免許になると、更新時の講習時間が短くて済み、講習の手数料も安くなります。
ゴールド免許の運転者はリスクが低い
記名被保険者の免許がゴールドということは
主に車を運転する人には、5年以上の無事故無違反実績があるということです。
つまり、ブルーやグリーンの免許の人に比べて、
事故のリスクが低いと考えられ、実際にデータでもその傾向があることから、
記名被保険者の免許証の色がゴールドの場合は、保険料を割引しているのです。
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記名被保険者の設定は厳格に行われる
記名被保険者は主に車を運転する人を設定するのが基本。ですが、この設定をいい加減にやっている保険会社は意外に多いもの。実際は主に息子が運転しているのに、父親を記名被保険者にしているというような状況をよく聞きます。
でも、ゴールド免許割引を適用する保険会社がそんなことをしてしまうと、本当は主に運転するのはブルー免許の人なのに、記名被験者をゴールド免許の人に設定することで割引を得ようとする人が出てきてしまいますので、リスク実態に応じた保険料設定ができなくなります。
よって、ゴールド免許割引がある保険会社では、
記名被保険者の設定は慎重に行うところが多いようです。
ほとんどの保険会社が採用
このゴールド免許割引ですが、主な通販型の自動車保険会社を調べてみたところ、
ほとんどの保険会社で採用されているようです。(2021年3月23日時点)
ただし、下記のように保険会社によって割引率はバラバラです。
- SBI損保・・・最大約20%
- セコム損保・・・最大約15%割引
- ソニー損保・・・12%
- 東京海上日動・・・7〜15%
- 損保ジャパン日本興亜・・・12or15%
会社によって、「最大」と書いているのは公式サイトに掲載しているまま。
ゴールド免許割引というのは、一部の特約には適用されず、必ずしも保険料全体から割引するわけではないので、こういう表現にしているところもあるのです。
ただ、どうしても割引率を掲載すると、
保険料全体から割引されると勘違いする人も出てきてしまいます。
そのため、多くの保険会社では割引率を公式サイト等で開示していないところも多いようです。
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保険期間の途中でゴールドになった場合
保険始期日時点でブルーだったとしても、
保険期間の途中で免許の更新をして、ゴールド免許になることも考えられます。
その場合、ゴールド免許割引が適用になるのは、
今の保険期間中ではなくて、継続後の次年度の保険に対してとなります。
あくまでも、ゴールド免許割引が適用となるのは保険開始日時点で、
記名被保険者の免許の色がゴールドだった場合なのです。
ただ、1つ例外があります。
それは保険期間中に記名被保険者の変更を行った場合です。
変更後の記名被保険者がゴールド免許であれば、
その異動日から、ゴールド免許割引が適用されることになるのです。
公開日:2015年9月4日
最終更新日:2021年3月23日