安全装置・イモビライザー割引
技術の進歩により、自動車の安全性を高める装置や
盗難を防止するための装置がいろいろと開発され、車には装備されています。
そういった装置がついている車の損害率は当然低くなりますので、
保険会社によっては、保険料を割引してくれるのです。
エアバック割引
契約車両にエアバッグがついている場合に割引となるものです。以前は保険会社によって数%の割引がありましたが、現在はほとんどの車に標準装備されるようになってきましたので、この割引は廃止となっています。
エアバッグってなに?
エアバッグとは、座席の前面に組み込まれている搭乗者を守るための安全装置です。車が前方から大きな衝撃を受けた際、自動的に風船状のものが膨んで現れ、搭乗者が受ける衝撃から守ってくれるものです。
この装置により、助手席に座っていた人が衝撃により窓ガラスに激突してしまったり、運転者がハンドルに胸部を激しく打ち付けてしまうというようなことを防いでくれます。
ABS割引
契約車両にABSがついている場合に割引となるものです。エアバッグの割引と同様に、以前は保険会社によって数%の割引がありましたが、販売されている多くの車に標準装備されるようになってきましたので、この割引は廃止となっています。
ABSってなに?
ABSとは、アンチロックブレーキシステムの略。急ブレーキをかけたときに、タイヤがロックしてしまい、それによりスリップしてしまことを防ぐ装置。この装置がついていれば、急ブレーキを踏んだとしても、タイヤがロックせずに安全に止まれることができますし、スリップ状態となりにくいため、右の図のように急ブレーキを踏んでもハンドル操作が可能です。
画像出典「日産自動車公式サイト」
衝突安全ボディー割引
契約車両が一定の衝突安全基準を満たしている車の場合に割引するものです。衝突安全ボディーの車は、万が一の事故の際に、車のボディーが事故による衝撃を吸収することで、搭乗者へのダメージを大幅に軽減することができます。その分、搭乗者の体へのリスクが減りますので、保険会社によっては割引の対象としているのです。
画像出典「トヨタ自動車公式サイト」
イモビライザー割引
契約車両にイモビライザー機能がついている場合、盗難リスクが低い車両といえますので、
保険会社によって、は車両保険の保険料が割引となるところがあります。
イモビライザーってなに?
普通の車は鍵穴にキーを差し込むことでエンジンを始動させますので、
鍵穴にあったキーを作られてしまうと、そのキーでエンジンをかけて盗難されてしまいます。
それに対し、イモビライザー付の車の場合は、
キーに組み込まれた暗号化された電子データのやりとりを自動的に行い、
それが車に搭載されたコンピューターが認識することでエンジンがかかる仕組み。
よって、仮に同じ形状のキーを作られてしまったとしても、車を盗難される心配がないのです。
おすすめ記事:無駄なく格安な自動車保険に加入するための6つのポイント
最終更新日:2017年10月19日