ゴールド免許証の保有者の割合について
ゴールド免許証になる条件は、更新時に過去5年間に点数がつく事故や違反がないこと。保険会社にもよって異なりますが、多くの自動車保険では、ゴールド免許割引で保険料の優遇を受けることができます。
ただ、ゴールド免許証になるのって、頻繁に運転する人にはなかなか難しいことで、事故はなかったとしても、何かしらの違反で捕まってしまうことが多いんですよね。
私もかなり車は運転しているほうだと思いますが、免許を取ってから何回も更新しましたが、ゴールド免許になったことはありません。
事故を起こしたことはないのですが、ちょっとした違反で捕まってしまうんですよね。前回の更新時も、更新の2ヶ月ほど前に一時停止違反で捕まってしまい、ゴールドになることができませんでした。
意外に高いゴールド免許の割合
ちなみに、ゴールド免許証の人の割合ってどれくらいなんだろうと思い、
調べてみたのですが、正確なデータは見つかりませんでした。
しかし、警察庁ホームページの免許更新時のデータから、近い数字は出せそうなのでご紹介します。
免許を更新する際には、事故・違反歴等によって受ける講習が変わるのですが、
警察庁ホームページにあるデータから、それぞれの講習を何人が受講したかを確認できます。
このうち「優良運転者講習」を受講した人がゴールド免許を取得した人になるため、
少なくとも、H20〜R1年に免許を更新した人のゴールド免許割合が分かりますね。
そこで、R1年のゴールド免許証の割合を計算してみると、
全講習受講者15,392,440人中、優良運転者講習を受講した人が9,079,538名ですので...
なんと、59.0%の人がゴールド免許をR1年に取得しているということです。
これには驚きましたね。新たに自動車免許証を更新した人の半数以上がゴールド免許とは。。
平成20〜令和1年の分を計算して並べてみると・・・
- H20年:44.4%
- H21年:50.1%
- H22年:52.5%
- H23年:52.1%
- H24年:52.0%
- H25年:50.0%
- H26年:54.0%
- H27年:56.2%
- H28年:56.4%
- H29年:56.6%
- H30年:56.4%
- R1年:59.0%
見てのとおり、平成20年に「44.4%」だった割合が、
令和元年には「59.0%」と大幅に増加しています。
直近の数字から考えて、
現在の運転免許証保有者のゴールド割合は59%程度と言えそうです
ゴールド免許保有者の多くがペーパードライバーだとは言われているので、
ある程度高い数字かとは予想していましたが、6割近くがゴールド免許とは意外でした。
ちなみにゴールド免許保有者のうち、ペーパードライバーがどれくらいの割合なのかも調べてみました。しかし、信頼できそうな近年のデータは見つけることができませんでした。ペーパードライバーの定義にもよるんでしょうけど、2〜3割くらいはいるんでしょうかね。
「優良運転者」を対象に交付するという位置づけのゴールド免許ですが、ペーパードライバーの割合次第では、逆に「危険運転者」である可能性のほうが高いのではないかと思えてしまいます。
公開日:2018年5月6日
更新日:2023年2月19日