シートベルトの着用率
シートベルトは、急ブレーキを踏んだときや、事故の際に、私達の体が投げ出されないようにする大事な安全装置です。
1985年に高速道路と自動車専用道での前席のシートベルト装着が義務付けられて以来、1992年11月1日からは一般道においても装着を義務付けられ、2008年6月1日からは、後部座席のシートベルト着用も義務化されています。
つまり、現在は道路交通法により、自動車に搭乗する人にはシートベルトの着用が義務付けられているのです。(バスが一般道を走行する場合の乗客は除く)
ですが、残念ながらシートベルト装着率は100%とはならず、
今だにシートベルトをしていれば、助かっていたであろう事故は起きてしまっているようです。
これは警視庁とJAFが合同調査した2017年の「シートベルト着用率データ」です。
このデータで分かるとおり、義務化されているとはいえ、
まだまだシートベルトを装着していない人も多いですね。
シートベルトを装着しない人の理由としては、
「近距離だから」「面倒だから」「窮屈だから」というのが多いようです。
高速道路での装着率が一般道と比較して、かなり高くなっているのを見ると、
やはり、一般道では近距離だからという理由でしない人が多いのかもしれませんね。
普段シートベルトをしない人でも、遠出するときは、
「面倒だし窮屈だけど、長い距離で危ないからシートベルトしておこう」
なんていう心理が働くのかもしれません。
あとは、後部座席の人の装着率がかなり低いのが気になりますね。
これは義務化されたのが遅い分、まだまだ意識が低いのかもしれません。
ちなみに一般道でも前席のシートベルト着用が義務付けられた
翌年である1993年のデータを見てみると、前席の装着率は「58%」しかありません。
それが今は9割を超えているわけですから、
後部座席に関してもこれから上がってくるのかもしれませんね。
後部座席もシートベルトをしなければいけないのを知らない人って、まだまだ多いですからね。
最後に上のデータと同じく警察庁とJAF合同調査による
2002年の「シートベルト着用率データ」を紹介しておきます。
この時は、まだ後部座席のシートベルト装着は義務化されていませんので1ケタですね。
一般道の運転者の装着率は88.1%。2012年よりも約10%も低い数字です。
そう考えると、確実にシートベルトの重要さが浸透していってるんでしょうね。
(義務だから装着してるだけという人も多いかとは思いますが。。)
関連ページ
最終更新日:2017年10月19日