6等級と7等級のアルファベットの意味は
このアルファベットは新規契約であるのか継続契約であるのかを表しており、新規契約の場合は、さらに運転者の年齢条件別にアルファベットが分かれています。
また同じ6or7等級でも、このアルファベットによって割引率に違いがあるのが特徴です。
新規契約の場合
上の表はソニー損保の新規契約の等級と割引率です。
(保険会社によって割引率は多少違いがあります)
基本的に新規の場合は6等級から始まり、(これを「純新規」と呼びます)
数字の後に、運転者の年齢条件によりA〜Eのアルファベットがつきます。
表のとおり、30歳以上補償の場合は6E等級で9%割引。
年齢問わず補償となると28%割増になっており、
同じ純新規契約でもかなり保険料に差が出るのです。
また新規契約でも、別に11等級以上の他の車の保険がある場合を、
「複数所有新規(セカンドカー割引)」と呼び、7等級から始めることができるのですが、
純新規と同様に運転者の年齢条件によって、数字の後にA〜Eのアルファベットがつきます。
こちらも7E等級の場合は40%割引ですが、7A等級だと11%割増となり、
同じ7等級でも保険料に大きな差が生じてくるのです。
35歳以上補償がある保険会社は、アルファベット「G」も使って「6G等級」「7G等級」として、別途割引率を設定しています。
「6S」「7S」の意味は?
保険会社によっては、新規契約のアルファベットはすべて「S」として、
「6S等級」と「7S等級」としているところもあります。
ただ、そうすると新規契約の等級をアルファベットで分けることで、
割引率に変化をつけることができません。
そのため、記名被保険者の年齢で、保険料を変動させる仕組みを採用することで、
カバーしている保険会社が多いようです。
Dが抜けてるのは・・・
アルファベットのDが抜けてるのが気になった人もいると思います。
実は、これはまだ一部の保険会社でも使われているのですが、
年齢条件不適用車の場合に使われるアルファベットになるんです。
以前はどの保険会社でも、
貨物車や特殊車両には運転者の年齢条件を設定できず、
そういった年齢条件不適用車の新規契約のアルファベットが「D」だったのです。
継続契約の等級はFがつく
上の表はソニー損保の継続契約の等級と割引率です。
(2017年7月調べ。保険会社によって割引率は多少違いがあります)
前契約が存在する継続契約の場合、6&7等級にはアルファベット「F」がつきます。
「6F」もしくは「7F」等級といえば、新規契約ではなく、前契約がある保険だということになり、新規契約とは別の割引率が設定されているのです。
ちなみにアルファベットで区別をつけるのは6等級と7等級だけ。
1〜5等級や8〜20等級に関しては、新規契約がありませんので、
それと区別する必要がなく、数字の後にアルファベットがつくことはないのです。
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最終更新日:2017年12月25日