車を売却するも解約を忘れていた。廃車日まで遡って解約できるか?
3ヶ月前に車を売却して、今は車を所有していません。うっかり自動車保険の解約をするのを忘れてしまい、今に至るのですが、売却日に遡って解約し、残り期間の返金を受けることは可能でしょうか。
売却日に遡って解約することはできません。
解約日は、解約を申し出た当日以降の設定となってしまいます。
車を所有しておらず、実質自動車保険加入の意味がなかったわけで、
できれば、車を手放した日以降の保険料を返却してほしいと思いますよね。
でも、実は一部の補償は車を手放した後でも続いているので、
解約しなければ満期日までは保険は有効となり、
遡って解約というわけにはいかないのです。
例えば、自動付帯されている他社運転危険補償特約は、
他人の車を臨時に運転して事故をおこした場合の補償ですから、
被保険自動車を手放していても、補償は続いています。
人身傷害保険の車外補償が付帯されているタイプも、
歩行中の自動車事故も補償するものですので、
被保険自動車がなくても補償は続いています。
将来的には、こういった補償が、まったく付帯されていない契約をしていれば、
売却日を証明することで、遡って解約できる自動車保険が出てくるかもしれませんが、
現状は保険会社側になんらかの落ち度がない限り、
過去に遡って解約するというのはできません。
また、自動車保険を解約しても、
残り期間分の保険料を日割りで返金されることはありません。
短期率、もしくは月割りで解約返戻金は計算されますので、
この点も覚えておきましょう。
解約返戻金に関しては、
「自動車保険を途中解約すると返戻金はあるのか」のページで解説していますので、
詳しく知りたい方はそちらを参照してください。
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最終更新日:2017年10月19日