パンクした場合のロードサービスの対応方法は?
車のタイヤがパンクやバーストしてしまった場合でも、自動車保険のロードサービスを使うことができます。
スペアタイヤを積んでいる車であれば、タイヤ交換作業をしてくれますし、スペアタイヤを積んでいなかったり、タイヤ2本以上のパンクの場合は、修理工場などへ車を搬送してもらえます。
パンク修理はやってくれないのか?と思う方もいるかもしれませんが、自動車保険のロードサービスで行うのは、「応急対応」か「搬送」となり、基本的に修理はしてくれません。
よって上記のとおり、パンク対応はタイヤ交換が基本となり、それができない車は搬送することとなります。
なお、どうせ新しいタイヤと交換することになるんだからといって、タイヤショップや修理工場までの搬送を希望する人もいるのですが、スペアタイヤが車に積んである場合は、タイヤ交換作業までが無料サービスの対象となります。
あくまでもパンクの場合の無料搬送対象となるのは、スペアタイヤを積んでいない車や、パンクの他にも車体に損傷があって、自力走行不能もしくは危険な場合だけになるわけですね。
一部の保険会社では、事故であれば他の損傷がなくパンクしただけだとしても、スペアタイヤ交換ではなく、無料で搬送をすることができるところもあるようです。でも、基本的にパンクの場合は、スペアタイヤがあればタイヤ交換作業となるところが多いようです。
<関連記事>タイヤのパンクでも車両保険を使えるか
JAFならパンク修理も可能
JAF(日本自動車連盟)では、タイヤ1本のパンクの時に限り、パンク修理もやってくれます。
もちろん、バーストしてしまった場合や傷が大きい場合などは修理できませんので、自動車保険のロードサービスと同様に、スペア交換か搬送対応をすることになります。
また、JAFと提携している保険会社であれば、JAF会員への優遇サービスとしてパンク修理も無料となります。保険会社へロードサービスの依頼をする際にJAF会員であることを伝えれば、保険会社はJAFへ出動要請を行い、現場でパンク修理をしてくれます。
<JAFが提携している保険会社>
- あいおいニッセイ同和損害保険
- AIG損害保険
- 共栄火災海上保険
- JA共済
- セゾン自動車火災保険
- 全国自動車共済協同組合連合会
- 全日本火災共済協同組合連合会
- 損害保険ジャパン
- 大同火災海上保険
- 東京海上日動火災保険
- 日新火災海上保険
- 三井住友海上火災保険
- 三井ダイレクト損害保険
これらの保険会社で契約している場合、JAF会員はロードサービスで優遇サービスが適用されます。(保険会社によって内容は異なります)
またJAF会員になると、レストラン、レジャー施設、温泉・入浴施設など、日本全国約48,000ヶ所のさまざまな優待施設で会員証を提示することで割引、特典を得られます。
年会費4000円(入会費2000円)ですが、ロードサービスを利用しなくても、優待利用による割引分だけで元を取っている方も多いようです。
まだ加入していない方は、入会を検討してみてはいかがでしょうか。
パンクしたら、すぐに安全な場所で停車
パンクに気づいているにも関わらず、カーショップやディーラーなどまで2〜3キロ程度だからといって、そのまま走っていく人もいるようです。
でも、パンクした状態で走行すると、ホイールまで損傷してしまったり、道路状況によっては、それ以外の部分まで損傷してしまう可能性もありますのでリスクがあります。
タイヤ以外まで損傷が及んでしまうと、さらに修理代等がかかってしまいます。パンクに気づいたら無理に動かそうとせずに、車を安全な場所に停めたうえで、自力でスペアタイヤに交換するか、ロードサービスを呼びましょう。
公開日:2018年9月6日
最終更新日:2021年2月27日
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最終更新日:2021年2月7日