搬送先が未定の場合や夜間・定休日の場合
事故や故障などのトラブルで車が自力で走行できなくなった場合でも、自動車保険のロードサービスを利用すれば、希望するディーラーや修理工場まで搬送してもらうことができます。
しかし、トラブルの発生が夜間であったり、入庫したい修理工場が定休日の場合、または搬送先をすぐに決められない場合にはどうなるのでしょうか。
トラブルが修理工場の定休日や営業時間外だった場合
修理工場へ搬送してほしい場合でも、希望する修理工場が定休日であったり、夜間の事故や故障で営業時間外である場合は、すぐに車を搬入することができません。
その場合、一旦レッカー業者に車を預かってもらい、後日、修理工場まで運んでもらうことが可能です。
また、保険会社によっては、自宅が近い場合、一度自宅まで車を運んでもらい、後日改めて修理工場まで搬送してもらえる場合もあります。
搬送先をすぐに決められない場合
希望する搬送先がすぐに決まらない場合でも、決まるまでレッカー業者に預かってもらうことが可能です。また、保険会社によっては、一度自宅まで運んでもらい、修理工場が決まり次第、再度そこまで搬送してもらうこともできます。
特に希望する入庫先がない場合、保険会社が提携している修理工場を紹介してくれますので、そちらを利用するのも良いでしょう。
預かり費用が発生する可能性も
上記のとおり、修理工場が定休日であったり搬送先が未定の場合には、レッカー業者に車を預かってもらうことが可能です。ただし、保険会社によっては無料での預かり日数に制限があるため、それを超えると預かり費用が自己負担となる場合がありますので注意が必要です。
夜間のトラブルや、その日が修理工場の週に1回の定休日である場合は、預かりが1日で済むため、大きな問題にはならないでしょう。
しかし、ゴールデンウィークのように修理工場が連休の場合には、1週間以上預かってもらうことになるかもしれません。また、搬送先をすぐに決められない場合も、預かり期間が長引いて費用が発生する可能性があります。
預かりの場合の搬送距離
レッカー業者に車を預かってもらう場合、もう一つ注意点があります。それは、直接修理工場へ運ぶよりも搬送距離が長くなってしまうことです。
例えば、トラブル現場から修理工場までの距離が25kmだったとしても、預かり対応になると、まず現場からレッカー業者まで搬送し、翌日レッカー業者から修理工場へ運ぶため、搬送距離が25km以上になってしまいます。
保険会社が「50kmまでの搬送は無料」としている場合でも、現場から直接修理工場へ運べば無料範囲で済むところが、レッカー業者経由により50kmを超えてしまうこともあり得ます。
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最終更新日:2024年10月26日
最終更新日:2021年3月8日