前保険の等級を間違えて申告して契約したらどうなるか
等級訂正が必要となるため、保険会社に連絡して必要な手続きを行いましょう。
もちろん、等級が変更されると保険料も変わります。低い等級に訂正されれば保険料が上がり、追加で保険料を支払う必要があります。逆に、高い等級に訂正される場合は、差額の保険料が返金されます。
仮に自分から連絡しなかったとしても、保険会社間の情報交換制度があるため、保険開始から数週間後には保険会社が等級が間違っていることを必ず把握します。
そのため、契約者が等級の間違いに気づいていなかったり、気づいていても申告しなかった場合でも、等級訂正の通知が届くようになっています。
もし訂正を拒否したり、期限内に差額保険料の支払いをしなかった場合、契約は解除されてしまう可能性があります。
また、解除された場合は保険会社によって異なりますが、経過分の保険料は返金されず、他の保険会社で等級が引き継げなくなる可能性も高くなります。したがって、等級訂正には必ず応じるようにしたほうが賢明です。
始期日前であれば再検討も可能
等級訂正をした結果、乗り換え前の保険会社よりも保険料が高くなってしまうケースも考えられます。
もし等級の誤りに気づくのが保険始期日より前であれば、契約をキャンセルすることもでき、その後、再度保険会社を選び直すことが可能です。しかし、始期後の場合は基本的にキャンセルができないため、保険料が高くなっていてもその保険会社で契約を続けるしかなくなります。
前よりも安い保険を探して契約したつもりが、これでは全く意味がありません。そういった点を考慮すると、自分で等級の誤りに気づいた場合は、保険会社からの連絡を待つのではなく、早めに保険会社に連絡したほうが良いでしょう。
最終更新日:2024年11月18日