一瞬の居眠り運転でバスに追突した事故
ハンドルネーム:ぱきてきさん(40代男性 鹿児島県)
事故の時期:平成5年11月頃
加入していた自動車保険会社:全労済
自動車の任意保険を使用したのは、後にも先にもその一度だけでした。
あれは私がまだ大学生のころ、友達と寝ずに遊んでいてその帰りでした。遊びというのは大学生にはつきものの、そう麻雀です。麻雀を徹夜でやった帰りに事故を起こしてしまったのです。
平日の朝でした。私は車を運転しながら家に帰ろうとしていました。
ちょうど冬に入ったぐらいで、すこし朝のうちは肌寒いぐらいの天気でした。
車の中は暖房がきいて暖かく、昨日から寝ていなかったことも重なって、
一瞬眠気が襲ってきました。
するとその直後、前を走っていた市営バスに衝突してしまったのです。
私も一瞬何が起きたのかわからず、
とりあえず車から降りて確認してみたらボンネットがへこんでいました。
市営バスの方は車体が大きいこともあって、無傷に近い状態でした。
そこから我に返って保険会社に電話をすると、
30分後には警察の方と保険の担当の方に来ていただけました。
それから警察の方との実況見分が始まりました。
誰が見ても明らかに自分が悪かったので、スムーズという言い方は変かもしれませんが短時間で終了しました。通勤、通学時間ということもあり市営バスは傷の程度を写真に収めてもらい、すぐに出発していきました。
実況見分も終わり、今度は保険の担当の方との話し合いでした。
その時に言われたことは、事故を起こすと結構な額を請求されますよということでした。
私もそういうものなのかと思っていた時に、自分の保険のかけ方に気が付きました。
当時まだ大学生の私はそんなにお金もなく、
でも車に乗るからには任意保険をかけないといけない、
ということで月々の支払いが安くなる保険をかけていました。
でも安い代わりに事故をした場合、3万円の支払いが生じる「免責」保険というものでした。
そのころの私にとって、3万円という金額はびっくりするほどの高額でした。
こんなことなら多少高くても全額補償してくれる保険にしておけばよかったと、
すごく後悔したことを覚えています。
きっと心のどこかに「自分は事故なんてしない、任意保険もとりあえず入っておけば。」
みたいな甘い考えがあったのだと思います。
若いころの発想というか、考えは年をとってから考えれば本当に無知ですよね。
それで結局トータルの請求金額は28万円ほどだったと思います。
そのうちの25万円を保険会社、3万円を私が払うことになりました。
一つ救われたことは、バスの中の乗客、運転手さんに怪我がなかったことでした。
こういうことがあってから、私は任意保険には最高の補償が受けられるものにしてあります。
そのあとは一度も事故もなく、免許証もゴールドカード、
保険も年を重ねるごとにどんどん安くなっていってます。
人生何があるかわかりませんから、
車に乗る以上は自分が後で後悔しないような保険をかけておいた方がいいですね。
私の場合は物損事故で済みましたが、人身事故だともっと高額になりますし、
精神的にもつらくなるので、いい保険に入りましょう。
<管理人追記>
徹夜明けでの運転はほんとに危険ですよね。
私も徹夜状態で早朝のバイトに車で行って、その帰りに一瞬危なかったことがあり、
それ以来、徹夜での運転は絶対にしないようにしています。
対物賠償保険に免責金額をつけていたようですね。
保険料は少し安くなるんですが、保険を使う時のことを考えると微妙なんですよ。
車両保険もそうですが、やはり免責金額は0にすることをオススメします。