事故で自動車保険を使ったら、いつから保険料が上がるのか

自動車保険を使ったら、いつから保険料が上がるのか

事故で保険を使用した場合、保険料はいつから上がるのでしょうか?保険を使用した直後に上がるのでしょうか?

事故で保険を使ったとしても、等級の下がるのは、
次回の契約更新時となります。

 

例えば、現在12等級で3等級ダウン事故で保険を使用した場合、その保険期間中は12等級のままとなります。しかし、次回の契約更新後には等級が3等級下がり、9等級となります。

 

つまり、事故が発生した時点での契約の等級は変更されないため、その契約に関して追加の保険料を請求されることはありません。ただし、次回更新時に等級が下がり、事故有等級が適用されるため、現行の保険料よりもかなり高くなることは覚悟しなければいけません。

 

ソニー損保の継続契約の等級と割引率

 

これはソニー損保の2014年4月1日以降の契約における等級の割引率表です。例えば、12等級の無事故割引率は「47%」ですが、3等級ダウン事故で保険を使用すると、次回の等級は事故有の9等級となり、割引率は「22%」に下がります。

 

割引率に25%もの差があるため、影響はかなり大きいですよね。しかし、勘違いしないでください。これは割引率の違いであり、次回の保険料がそのまま25%上がるわけではありません。

 

仮に等級の割引率が0%だった場合の保険料が20万円だとすると、各等級における保険料は以下のようになります。

 

※等級の割引なしの保険料→20万円
「12等級・事故なし」の割引率47%適用⇒10.6万円
「9等級・事故有」の割引率22%適用⇒15.6万
(自動車保険の保険料計算は、実際はもっと複雑です)

 

等級の割引だけで比べると、保険料が約1.5倍にもなるというのは、かなり驚きの数字ですよね。

 

「事故なし」と「事故有」の割引率の違いは、おおよそ20%前後ですが、そのインパクトは非常に大きいということがわかります。事故による等級のダウンが保険料に与える影響の大きさを実感できる数字です。

 

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最終更新日:2024年11月18日