信じられないことなんですが、無保険で公道を走っているバイクとか車ってけっこういるんだそうです。無保険って、任意保険に入っていないということではないですよ。自賠責保険にすら入っていないってことです。酷いですよね。
自賠責保険に入っていなければ、車検も通りませんから(250cc以下のバイクは車検がないので除く)、当然ながらそういった車は、車検も通さずに公道を運転しているということになります。
車検&自賠責保険切れに気づかずに運転している人もいるようですが、なかにはどうせ捕まらないからと、知っていて運転しているような輩もいるとのこと。ほんと無責任な人間がいるものです。
もちろん、警察による取締りもされているんですが、なんせ車を止めて車検証の提示を求めたり、駐車場の車の車検の標章を確認するくらいで、人手に頼る方法しか取れず、多くの台数をチェックできないというのが現状だそうです。
ですが、今後はそこが改善されそうなニュースが出てました。カメラでナンバープレート情報を自動取得して、車検情報と照合することで、車検を通していない車を発見するというシステムを導入するとのこと。
ただ、今年度中に試行して実用テストを行い、本格導入を急ぐということなので、まだ導入は何年か先ってことですかね。
車検を通していない車をシステムで見つけて、無保険車両を割り出すという仕組みですので、車検のない250cc以下の無保険バイクはスルーされてしまうわけですが、確実に効率化は進むことでしょう。
ちなみに、無保険車両による人身事故は毎年何件も発生しており、2013年度は政府保障事業から、被害者に約9億5000万円ものお金が支払われているそうです。これは本来、加害者が支払うべきものを政府が支払っているということ。つまり我々の税金が使われているということになります。