ガス欠でもロードサービスの利用は可能
ガス欠、つまり燃料切れで車が止まってしまった場合も、自動車保険のロードサービスの対象となります。
依頼すれば、ガソリンや軽油を持ってきてくれて、10リットル補給してくれます。
10リットルあれば、最寄のガソリンスタンドまで行けるでしょうから、そこで充分なガソリンを入れればいいわけですね。
ただ、どうせガソリンを入れてもらえるのなら、ガソリン代はもちろん有料でいいので、
ついでに満タンにしてほしいと思う人もいるかと思います。
でも、ロードサービスというのはあくまでも応急対応のサービスですし、
消防法の関係もあり、あまり多くのガソリンを運ぶことができないため、
10リットルだけの補給ということになっているようです。
ガス欠による利用は1年に1回だけ
ガス欠(燃料切れ)の場合、自動車保険に付帯されているロードサービスの対象となるのは、どの保険会社でも「1年に1回」、もしくは「保険期間中に1回」となっています。
以前は、回数制限がなかったところもあったのですが、今ではどの保険会社でも回数制限を設けています。
ガス欠でロードサービスを依頼すると、ロードサービス業者がやってきて、
ガソリンを10リットル補給してくれるわけですが、多くの保険会社にて、
業者の出動費用だけではなく、ガソリン代も無料になります。
(契約2年目以降だけガソリン代も無料という保険会社もあり)
そうすると、やはりいるわけです。
ガソリン10リットルを無料で何回も補給してもらおうとする人が。。
10リットルと言えば、せいぜい1500円程度。
その程度の金額で、わざわざそんなことする人はいないだろうって思うかもしれません。
でも、世の中いろんな人がいるもので、
たったこれだけの金額のために、自分でガソリンを入れずにガス欠にして、
ロードサービスを利用する人って確実にいるのです。。
何回もガス欠にしてると車が故障する確率も高まるようですし、
たった1500円のために、業者が到着するまで待ってるなんて・・って思いますけどね。
ちなみに年1回となっている現在でも、
必ず毎年1回ガス欠させて、ロードサービスで10リットル入れてる人っているんです。
たまたま毎年ガス欠してしまう感じではないんです。
前回ガス欠をして、1年と数日で毎年必ず連絡が来たりするそうです。
あと、故意にガス欠させるパターンではなくて、
ガソリンが減っているのに気づかずに、何回もガス欠しちゃうっていう人もいます。
私の経験で言うと、一番すごいと思ったのが2週間で3回もガス欠している人。
3回目の時の対応に関わったのですが、当然ながら有料対応を案内。
自分でなんとかするとのことで、業者の手配はしませんでした。
でも、2回目の時にも当然ながら有料対応を案内されていて、
そのときも自分でなんとかするといって対応が終わっており、
有料だと知っているはずなのに、なんでまた電話してきたんだろうって感じでした。
しかも、等級を見たら新規の6等級のうえに、保険期間が始まって間もない契約。
もしかしたら、この人は車を購入してから、
一度もガソリンを入れたことがないのかなって思いました。
ということで、世の中いろんな人がいて、
故意にガス欠を起こして、何回もロードサービスを使おうとする人もいるわけです。
でも、もしそんな人たちに毎回無料でサービスを提供していると、
それなりの経費がかかりますので、保険会社はその分を保険料に乗せざるを得なくなります。
それを避けるために、年に1回だけという制限を設けているわけです。
電気自動車や天然ガス車等は対象外
ロードサービスでガス欠時の燃料補給対応ができるのは、
レギュラー・ハイオク・軽油の3種類の燃料のみです。
電気自動車や天然ガス等で走る車も存在しますが、
どの保険会社でも、トラブル現場での充電や燃料補給対応はできないようです。
なので、そういった車の場合は現場では何もすることができませんので、
最寄の充電スポットや、天然ガススタンドまで搬送することになります。
この場合、応急対応ができない自力走行不能な状態ですので、
一定距離であれば、無料で搬送してもらえるかと思います。
案件の少ない特殊な状況にあたるので、保険会社によって判断は異なるかもしれませんが。。
公開日:2017年6月23日
最終更新日:2021年3月1日
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最終更新日:2021年3月1日